レノボというより、ドイツ製ゲーミングPCとして見る「Erazer」


レノボ・ジャパン、ゲーミングPCに本格参入
オーバークロック機能を搭載した水冷PC「Erazer X700」を発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130312_591123.html

レノボ・ジャパンがゲーミングPCに本格参入、といううたい文句で登場した「Erazer X700」です。こちらはレノボが独自開発したのではなく、もともと欧州で一定のシェアを持つドイツのPCメーカー、MEDIONのものです。MEDIONがレノボに買収されて、今回のような形になったというわけです。

MEDIONについて調べてみると、日本ではあまり見かけないタイプの会社です。メーカー製PCにしては結構ニッチに切り込んだパーツ構成ですが、ケースなどは独自デザインを採用していて、ショップブランドのような感じでもありません。中を開けると一般的なATXっぽいのに、なぜかマザーボードの配置が上下左右逆にしていたり、自社専用の拡張パーツを用意されていたりします。表現しづらいんですが、これがドイツ流って奴でしょうか。

読者様の反応では、中身の写真を見て、配線が汚いという声が結構出ていました。実物を見た感想としては、むしろ綺麗にまとめてある方だと思います。中央にケーブルを通すスペースがあるおかげでマザーボード上はほぼクリアですから、作業的にも快適そうです。ごちゃっとして見えるのは、ビデオカードと水冷ユニットへの給電ケーブルの存在のせいでしょう。水冷ユニットの方は下から回すとかしてもいい気はしますが、そのために特別長いケーブルを導入するかどうかを考えると、やむを得ないと言っていい範囲かなと思います。

ケースの拡張性はとても高いので、ケースだけ売ってもそこそこ人気が出るんじゃないかと思ったりしました。マザー逆付けってのは、CPUの排熱的に空冷でどうなのかは判断しかねるところですが、水冷ユニットで下部排熱だったら何の問題もなさそうです。

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