Tactical Manual for Tanarus No.104
装備について(補助装備編)

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 ここでは、前のページで紹介した武器以外の装備で、よく使われるものについて解説します。これらの装備を場面に応じて柔軟に運用して、戦闘を有利に進めましょう。


防護壁(シールド)
 電力による電磁シールド。ダメージを吸収したり軽減したりしてくれるもので、必須の装備といえるでしょう。これを付けずに敵との戦闘に望むなど、狂気の沙汰としかいえません。ただ一つ例外としては、Chamがシールドを付けた場合、「見えてしまう」ので、この場合は装備しません。通常時、前後に50ずつの装甲がプラスされます。また電池がある限りシールドの回復を続けます。この装備はベイを1つ消費します。

防護壁強化器(シールドブースト)
 シールドを強化します。防護壁のみの場合からシールドの最大値が倍になります。Van、Devではほとんどの場合で装備するべきです。ベイを2つ消費しますので、防護壁とあわせて3つのベイを消費することになります。

 
地雷誘爆装置(MS)
 武器の項で地雷と一緒に説明しようと思いましたが、一応補助としての役目を負っているので、こちらに書きます。
 この装備は、敵の設置した接触型地雷、停止型地雷を誘爆させることが出来ます。まだ設置していない装備中の地雷や、味方の地雷は誘爆しません。効果範囲はかなり広く(半径180の円形の範囲という話を聞いたことがあります)、その範囲にある地雷はすべて誘爆を起こします。誘爆に巻き込まれた敵はダメージを受け、これで破壊した場合はMSをした人の地雷によるKillという判定になります。ただしこれに味方が巻き込まれた場合も同様にダメージを受け(とはいえ、近接型地雷であればもう踏む手前の距離であり、その爆風範囲でMS出来ることは少ないですが)、これで破壊した場合は味方の地雷によるTKとなります。敵のRECに攻め込む際などには必ずMSをしてから攻めあがりたいので、チームに一人は持っていて欲しい装備です。

予備電池
 電池を一つ増やします。倍増Mk4を装備して戦闘する場合、電力供給が十分でなければ、電池一つでは心もとないものです。まずは電池を一つ増やせば、単純に電池容量が倍になったといえるわけです。ただし予備電池を2つ持つくらいなら蓄電容量増加装置を持つ方が、全体の容量としては多くなります。1つ装備するのにベイを一つ消費します。

蓄電容量増加装置
 電池の容量が約1.8倍になります。予備電池を1つ装備した状態ならば、初期の電池1つの状態から見て、2*1.8=3.6で、予備電池2つを装備するよりも電池の量は増加します。ベイを1つ消費します。

強力充電装置
  これを装備すると、未装備時の電力供給範囲のRECやBASE、SATからの電力供給が倍増します。また、電力供給範囲も倍になります。ただし広くなった部分での電力供給は、通常の電力供給と同じ量で倍増はしていません。ベイを2つ消費します。

 
対電波探知(ステルス)
 画面右上に表示されるレーダーに見つからなくなります。味方のレーダーからは確認できます。敵に奇襲をかける際や、ベイが余った時になどに持っておくと良いでしょう。レーダーに見つからないと同時に、ロックオンすることも出来ないため、近距離戦闘でも相手からは名前が分かりません。また、僅かずつですが電池を消費します。ベイを一つ消費します。

位相差探知機(Dopp)
  ステルスに対抗した装備で、ステルスを装備した敵をレーダーでとらえることが出来ます。しかし敵が止まっている場合はレーダーに映りません。「位相差を探知」するというのは、動いているものを探知すると言う意味ですね。またステルスで止まっていても、ある程度距離が近づくとロックオンできるようになります。Cham対策用によく使われる装備です。2つのベイを消費します。

光学迷彩装置(クローク)
 Chamが見えないのは、この装備を標準で持っているためです。これを装備すればどの戦車でも見えなくなります。しかし電池の消費が激しく、かなりの電力供給がないと運用は難しいでしょう。また武器を発射した後の約1秒間は普通に表示されます。さらに、シールドを付けているとクロークが無効になります。ベイを2つ消費します。

軍旗回収装置(FC)
 旗を持ち、動かすための装備です。この装備をONにして(装備時はOFFになっています)旗に接触すると、「軍旗を獲りました」とメッセージが表示され、旗を持つことが出来ます。敵のBASEにある旗を獲るときや、敵に獲られた旗を取り返すときに使います。旗を持っているときは、移動速度が大きく低下します。また旗を持っているときにロケットで上昇しようとすると、旗をその場に落としてしまいます。ベイを1つ消費します。

自動修理装置(Nano)
 これをONにしていると、ダメージを受けた装甲・内部装甲が回復します。しかし回復速度はかなり遅く、電力消費も激しくなっています。迂闊に装備していると、回復するどころか電池を切らして殺されてしまうこともあるでしょう。ベイを一つ消費します。

暗視装置
 Tanaには時間の概念が曖昧ながら存在します。夜間の戦闘は当然暗闇になり、敵の戦車も見えにくく、地形を把握することも難しくなります。暗視装置を装備してONにすると、画面が緑がかった色になり、暗いところで地形や戦車が見えるようになります。夜間の戦闘では必需品です。ベイを一つ消費します。

電力吸収中和装置(Null)
 敵のRECの近くでは、電池が吸い取られていきます。これを装備すると、吸い取られることが無くなり、電池の減少を気にしないで戦闘をすることが出来ます。場合によっては電池の容量を増やすよりも有効になるので、上手く活用してください。ベイを一つ消費します。

前線占拠装置(CAP)
 RECを占拠するための装備です。中立または敵のRECの真上に移動し、画面上に「R」の文字が見えたら、この装置を使用してください。しばらくするとSATが一つ飛んできて、占拠を始めます。このSATが30秒間落とされなければRECを占拠することが出来ます。何らかの原因でSATがすべて破壊されている状態だと、SATを呼ぶことが出来なかったメッセージが表示され、その時点で失敗となります。ベイを6つ消費するため、MagとChamでは装備できません。

基地砲設営装備
 BASEやRECの上にあるGUNを再設置する装置です。BASEGUNが無いとBASEの防御力が著しく低下した状態となり、簡単に旗を奪われてしまいます。BASEGUNが破壊されている場合は速やかに設置しましょう。またRECGUNは戦闘の邪魔になる場合が多いため、ほとんど再設置は行われません。CAPと同じキーで使用することが出来るようです。ベイを3つ消費します。

衛星移動装置(SAT)
 BASEの上に浮いているSATを、任意の位置に移動することが出来ます。SATはそれ自身が攻撃しますし、近くにいる味方の戦車に電力供給もしてくれます。MS同様、チームに一人は持っていて欲しい装備です。動かせるSATは各チーム5つまでで、敵に破壊された場合は5個すべてが使えるとは限りません。また破壊されたSATはしばらくすると復活し、BASEの上に戻ります。ベイを2つ消費します。

長距離射程装置(SS)
 光線砲の射程距離を倍増するとともに、望遠鏡の役目を果たし、16倍まで倍率を上げて遠距離を見ることが出来ます。通常はほんの僅かに倍率を上げて使用します。これによって視界にほとんど変化無く、光線砲の射程距離の倍増効果を得られます。射程距離の倍増は光線砲のみで、ランサーなどの射程は変わりません。ベイを1つ消費します。

煙幕発生装置(Fake)
 戦車が内部装甲までダメージを受けると、戦車から煙をはき始めます。内部装甲もかなりダメージを受けると、さらに黒煙をはくようになります。これを狙って戦うのは当然なのですが、この装備はこの煙を意図的に発生させるための装置なのです。大きなダメージを受けていると思って迂闊に近づくと、実は無傷の敵だったと言うこともあり得るわけです。ベイを1つ消費します。

垂直上昇装置(Rocket)
 文字通り、垂直方向に上昇できる装置です。一定のブースター?容量があり、これが切れるまでは上昇を続けることが出来ます。障害物を飛び越えて移動したり、高いところから降りるときにこれで衝撃を和らげる事もでき、上手く使えば行動範囲を大きく広げる事ができます。ベイを一つ消費します。

過給加速装置(ターボ)
 この装置を使用すると、一定時間、通常の倍の速度で直進移動をします。直進移動をしている間は全く操作が出来なくなります。旗を持っていても関係なく作動するので、旗を持ち帰る際によく使われます。またこの加速中にロケットを使うと、加速を途中で止めることもできます。ベイを1つ消費します。

 装備についての基本的な解説は以上です。様々な場面でこれらの装備を試し、組み合わせ、有効な戦法を考えていきましょう。