集団戦術(RUSH)と集中について |
ここでは、無差別の基本戦術である「RUSH」について解説したいと思います。これをこなすには、ある程度の技術力と判断力が必要になってきます。その辺りは数をこなして慣れるしかないのですが、RUSHというものの基本概念を知った上で、何をすればいいのか、何を意識してプレイすればいいのかを解説しようと思います。 ・RUSHとは では、何故数が多い方が有利になるのでしょうか。それを考えるには、まずはRUSHで必要な技術である「集中」について解説する必要があります。 ・集中 5:5の戦闘で、一方のチーム(借りに○とします)は敵を順に集中して攻撃し、もう一方のチーム(借りに□とします)は各個正面の敵を撃つとします。ダメージは全く無駄なく与えるものとして考えるものとします。ダメージの単位をわかりやすくするため、ダメージが5になったら致死ダメージを受けたということにします。○と□マークは各チームの戦車とし、横の数字はその戦車のダメージとします。白塗りが生存、黒塗りが破壊済です。 *ターン1* *ターン2* *ターン3 *ターン4* *ターン5* ・・・さて、結果は見ての通り、○が5-1で勝利します。もちろん実戦では上手く集中が出来なかったり、余剰にダメージを与えてしまったりして、この数値通りにはまずなりません。しかし集中による優位さは理解してもらえたでしょう。また実戦ではある程度シールドの回復が望めます。ゆっくりダメージを憂ければ、シールドを回復する時間も稼げることになります。逆に集中を受けると、すぐにシールドがはがされてしまうため、ほとんどシールドの回復は望めません。この意味でも集中が有効に働きます。 ・実戦投入と注意点 集中の際に、味方の射線(自機から目標までを繋いだ、攻撃するときの直線ライン)を塞がないことも重要です。撃ち気にはやって敵に近づきすぎると、自分が邪魔になって味方が撃てなくなることもあります。周りの状況をよく見て、誰を集中しているのかを把握して、攻撃目標を設定しましょう。場合によっては撃っているターゲットを捨てて、味方に合わせることも必要です。誰でも出来るようで、ちゃんと状況把握が出来ていないと、良い集中は出来ません。 ・練習方法 集中はRUSH戦術の基本かつ必須事項ですが、どこまでやれば完璧という答えもありません。練習方法も述べましたが、人数の多いチームにでも所属していない限り、なかなか練習する機会はないでしょう。そうなると、実戦でいろいろ考えながら練習するしかありません。それでも、意識しているかしていないかでは、大きな差が出てきます。最も効果的な集中先を探すことを常に意識した戦闘を心がけましょう。そうすれば自然に状況把握も出来るようになり、戦場全体を見渡せるようになります。 |