指揮について・実用編 |
ここでは、指揮の基本形について解説していきます。そもそも指揮というのは固定された戦術ではなく、その場に会わせて臨機応変に切り替えることが必要です。その基礎となる部分に関しての解説という意味で、基本形と書きました。基本形ですが、実際にこの指揮が有ると無いでは、大きな差が出ると思います。 ・指揮者の心構え 次に、死ぬことを嫌がらないことです。先頭に立つこと自体がすでに危険なので、死ぬのを嫌っていてはどうにもなりません。また引っ張っていく立場なので、味方は死ぬが自分は死なない指揮者というのも、少しまずいんじゃないかとも思います。指揮はレートを落とす、くらいのつもりでいてください。特に慣れないうちは大きくレートを落とすかもしれません。誤解の無いように言いますが、死にまくって良いという意味ではありません。指揮者は戦場を最後まで把握して、適切な指示を出すことが望まれます。 最後に、失敗を恐れない、また失敗してもめげないことです。指揮を失敗して味方を全滅させてしまったとしても、自分が落ち込んでいても仕方ありません。「あーごめん、敵さん上手いね〜」なんて言いながら、次の戦法を考えてください。少し謝って、次を考える感じで。謝ってばかりの指揮者も、全く謝らない指揮者も、人を引っ張るには今一つだと思います。チームの士気をあげることも大切ですので、チームメンバーに嫌われながら指揮者をやるなんて事はまず無理なことです。 先頭で敵に切り込んでいける実力と度胸、それに他人に気配りが出来ること。技術とメンタル面の両方が必要になります。 ・指揮のステップ ・リグループ グループがきちんと揃って攻められるようなペースになるまでは、リグループを徹底してください。特にRECを攻め落とした直後などは慌てずにREC上でリグループし、ペースを落ち着かせることも必要です。 ・GO GOをかける前には、「行きますよ」などのような前準備の一言がある方がベターです。突然にGOをかけられても、全員がスムーズに揃って攻め入るのはなかなか難しいものです。 GOをかけても、敵に全神経を向けてはいけません。遅れている味方はいないかをレーダーで確認してください。自分だけが突出している場合は少し速度を落としたり、遅れている味方がいる場合は一度止まったり、戻ったりする必要もあるかもしれません。 ・BACK BACKの判断基準は、被害を最小に押さえる、という所でしょう。具体的に説明しましょう。RUSHで勝っている場合のBACKは、敵を全滅させた直後です。復活した敵にやられないように素早くBACKをかけることで、全体の動きが統一され、一人は攻めているが一人は戻っている、という状況を回避することが出来ます。もちろんさらに攻め入れる場合は、BACKをかけずに攻め入っても構わないでしょう。 負けている場合のBACK。これが一番難しいのですが、そのまま戦闘を続けてもこちらが1killも出来ずに全滅するのが予想される場合は、速やかにBACKを出す必要があります。ただ味方が数的に不利だからBACKを出して良いかというと、そうではありません。たとえ5:2くらいになっていたとしても、2の味方が敵を1機でも倒そうとしているかもしれません。そんなときにBACKをかけられて片方が逃げてしまい、結局両方が死んでしまうと言うこともあり得ます。 BACKに関しては、指揮者が出さなくてはならないものではありません。前線で戦っている誰かが出すべきです。死んでBaseにいる指揮者がチャットの情報だけを頼りにBACKを出されては、逆に前線が混乱してしまいます。その場で戦闘をしている人が状況を見てBACKを出すのが最善の方法です。死んでからBACKを出す場合は、最低でもレーダーで前線の様子を確認してからにしてください。 BACKが完了したら速やかにリグループです。補給や復帰する人を待って、きちんとリグループしてください。 これで指揮の基本形の解説は終わりです。残りは具体的な作戦の立案と、相手の出方や状況にあわせた臨機応変な指揮です。経験がものを言う話ですので、ここまで読んだらこれ以降は「自分の指揮」というものを作り上げてみるのも良いかもしれませんね。 あと指揮者は死ぬべきとか死んじゃダメとかいろいろ書いてますが、程良く死んでください(w |