台湾旅行記2012/2 (番外編:プリペイドデータSIM契約)


台湾旅行記番外編は、台湾でプリペイドのデータSIMカードを契約する話です。SIMカードというのは、日本でいうところのFOMAカードとかで、携帯電話の番号とかの情報が入っている小さいカードのことです。

台湾ではこのSIMカードのプリペイド版が販売されています。電話はできないけれど通信だけできるデータ通信専用のSIMもあり、そちらはかなり安価に、かつ無制限にモバイル通信が利用できます。その準備や買い方、使い方にはいくつかポイントがあるので、それをご紹介します。

まず準備から。海外のSIMカードを利用するには、SIMロックが解除された携帯電話が必要です。SIMロックというのは、他の携帯電話会社のSIMカードを使えなくする機能です。ドコモの携帯にソフトバンクのSIMを入れても普通は電話も通信もできない、というのは感覚的に知っていると思いますが、それは携帯電話にSIMロックがかかっているからです。

逆にこれを解除すれば、ソフトバンクでも海外のSIMでも使えてしまうわけです。海外で売られているものの中には最初からSIMロックのかかっていないものがあります。日本ではドコモの最近の端末でSIMロックを解除できます(3,150円の有料サービス)。今回はこれを利用して、手持ちのSH-01DのSIMロックを解除しました。これで準備OK。

次は現地でのSIM調達です。台湾では3社ほどがプリペイドSIMを販売しているそうで、空港にある各通信会社のカウンターで購入できます。市内でも購入できなくはないですが、空港のカウンターのほうが旅行客慣れしていて言葉などで面倒がありません。

私は今回、市内に近い松山空港発着便を使いました。松山空港には中華電信という会社のカウンターしかありませんので、選択の余地なく中華電信を利用しました。カウンターにはデータSIMの値段表が置いてあるので大変わかりやすいです。

受付は日本語が使える人もいるそうですが、今回は英語だけできる方でした。といっても焦ることはなく、「3GデータSIMをください」と言いながら値段表を指させば通じます。契約で聞かれるのは「データオンリーでいいのか」と「何日の利用か」、「SIMロック解除済み(SIM unlocked)の端末を持っているか」くらいです。

契約期間は1日、3日、7日(5日だったかも)があります。今回は3泊4日だったので3日を利用。利用開始から72時間ではなく、利用開始日から3日後まで使えます。今回は22日の昼に購入したので、25日の夜中、26日に変わるまで有効です。お値段250元。700円弱でデータ通信使い放題です。契約時には、パスポートのほかにもう1つ身分証明書が必要です。これは日本の免許証などでOK。

私が持ち込んだSH-01Dは、マイクロSIMという小さいSIMカードを使います。ですので契約時に「マイクロSIMをください」と伝えてください。契約処理は数分で終わり、SIMカードを出してくれます。

設定方法については現場で教えてくれますが、その場でSIMを入れ替えて通信できる状態まで確かめたほうがいいです。私は海外のSIMを使うのは初めてだったので、どう設定するのかすぐにはわからなかったのですが、そこは受付の方のほうがずっと慣れていて、日本語のAndroid端末でもサクサク設定してくれました。

実は今回、設定をちゃんとやっても通信できず、受付の方も「Why?」とか言い出してしまう事態がありました。最終的には、再起動したら使えるようになりました。SH-01DはSIM交換時にバッテリーを外さねばならないので、それで再起動は済んだものだと思っていましたが、設定が終わってから改めて再起動が必要なようです。

ともあれ、これで設定は終了。あとは台湾で快適なモバイル通信を利用できます。体感速度は日本と大差ありません。特に繋がらない場所もありませんでした。使い放題でどこでも通信できれば、観光スポットで気になることを調べたり、GPSを使って地図を出して道を探したりと、行き当たりばったりプランでも快適に旅ができます。

あともう1点。今回契約したのはデータ通信専用のSIMなので、通話はできません。じゃあどうするのかということに対しては、2つの用意をしていきました。

まず1つは、以前使っていた携帯電話を持っていくことです。私の場合はP905iという、いわゆるガラケーです。これはSIMロックがかかっているので、台湾のSIMは使えません。でもドコモのSIMなら使えます。ドコモのSIMは、中華電信のSIMの代わりに引っこ抜いた奴があります。これを入れれば通話はできます。SIMをなくす心配もなくなるという一石二鳥の作戦です。

ただしこっちは普通のSIMで、より小さなマイクロSIMとは形が違います。マイクロSIMを普通のSIM用の携帯電話で使うには、マイクロSIMアダプターが必要です。日本で入手して持って行けば確実ですが、おそらくその必要はありません。中華電信のカウンターで「マイクロSIMアダプターある?」と聞いたら、あっさり出てきました。「おいくら?」と聞いたら「無料サービスです」と。もらったアダプターをつけてP905iに突っ込めば、国際ローミングで通話可能になります。

しかし、国際ローミングだと電話代が結構高くなります。そこで私はスマートフォンにSkypeを入れておきました。Skypeはデータ通信網を使ったサービスですので、データ専用SIMでも通話ができちゃうわけです。これで発信は現地と変わらない料金で使えます。P905iは着信専用端末として持ち歩きます。

あと私の場合、既にiモード契約を切っている(スマートフォン向けのspモード契約になっている)ので、P905iでiモードメールは使えません。そこはもう諦めて、スマートフォンでGmailを導入。会う予定のある人にはGmailのアドレスを知らせておきました。これでメール送受信も問題なし。

3Gデータ専用SIMの情報はネットでいろいろ出てきますが、それだけだと通話やメールで困るんじゃないかなあと思ったので、私のやり方を紹介させていただきました。

台湾旅行記2012/2 (番外編:プリペイドデータSIM契約)” への4件のコメント

  1. 中華電信には通話+いわゆるパケ放題data通信の両方に
    使える汎用SIMがあります。
    SIMロックフリーの携帯・スマホをお持ちの場合は
    そちらの方が適しているのではないでしょうか。
    この汎用SIMは定価300元ですが、桃園と松山空港の
    中華電信営業所ですとオマケが付いて350元のプリペイド
    チャージ済み。
    日額制data通信契約は24H:100元・72H:250元・168H:450元
    ですから、350元の初期チャージで72Hの契約をセットすると
    (フリーダイヤルで繋ぎ、日本語アナウンスに切り替えて操作
    できますので簡単です)
    残り100元が通話に使えます。台湾の国際電話料金はローミングに
    比べると安いので10分以上日本にかけることができます。
    使い切ったら、そこら中にあるコンビニで追加チャージができますし。

    なお制度上は、購入あるいは追加チャージ後180日間に限り有効
    という使用期限があり、期限が来ると使用ロックされて使えなくなりますが
    これまでの経験では、ある程度は期限が過ぎても追加チャージすることで
    ロック解除されて復活しました(最大で11ヶ月経過後に復活できた経験が
    あります)ので、台湾を再訪問する予定がある方には便利な存在かと
    思います。

  2. >kyon2さん
    そうですね、旅行慣れしている方だとそちらのほうが利便性は高いと思います。ただ私は中国語はさっぱりだし、市内のコンビニでどうこうというのはハードルが高かったので、こちらを選びました。
    また日本から仕事の連絡などが入ることを考えて、日本の番号で受けられる端末が必要、というのもありました。
    あと3泊4日の旅程だと、72Hはややショートになるところが、「利用開始から3日後まで」となるため、最終日まで確実に使えるというのもメリットでした。
    というのはあくまで私の方策なので、利用される方のニーズと状況次第で選べるといいと思います。情報ありがとうございました!

  3. なるほど、おっしゃる通りcase by caseですね。

    なお中華電信の「3G行動上網計日型(純上網)」は
    3日型250元、7日型450元の2種類です。

    最近、空港の営業所は混んでいるという話も聞きますが
    中華電信は外国人向けの事前予約サービスを始めた
    https://123.cht.com.tw/webecss/PrePaidCard/Introenus.aspx
    ようで、パッケージツアー参加のため空港で時間が
    取れない方は、この方法を使うと市内の直営店でも
    http://www.cht.com.tw/portal/Location#
    スムーズに購入できるかもしれません。

  4. 事前予約はよさそうですね。ただ日本語サポートはなさそうなので、中国語とは言わないまでも英語はある程度覚悟して、ということにはなりそうです。旅行に不慣れな日本人の方にはこれが一番きついですよね……。
    とはいえここで書いているのは安く上げようって話なので、日額3,000円ほど払っていいなら、海外パケ・ホーダイとかが一番手間ないんですけどね(笑)

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