アーケードを超えようとするPC麻雀「雀龍門」の過去と現在


「真・雀龍門」プレイレポート&インタビュー
“対アーケード麻雀”と“強さと楽しさの追及”という新たな方向性
http://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/20130214_586980.html

「雀龍門」というオンライン麻雀ゲームは、実は開発段階のものから見せてもらったことがあります。まだ開発中で荒削りな部分が多く、いろいろ意見も出させていただきましたが、当時から3Dグラフィックスと物理演算による他を寄せ付けないリアリティと、当時から人気だったアーケードの麻雀ゲームの演出部分を取り入れた、方向性が明確なゲームでした。

アーケード麻雀のパクリだと言われがちですが、パクったと言えるのは演出面だけ。牌の衝突判定まで見て、積みや捨て牌がわずかにズレるなんていう、ゲーム的にはどうでもいいところまで力を入れたことで、アーケードの麻雀ゲームを超えるリアリティと没入感を実現しています。

開発は韓国NCsoftが担当しているのもユニーク。韓国では麻雀はほとんど遊ばれていませんが、日本主導で完成させたわけです。3Dオンラインゲーム開発のノウハウを生かして、こんなリアルな麻雀を作り上げられたというのは、日韓の会社が有機的につながっている証拠だと思います。

で、今回の話のネタは、オンラインPC麻雀においては稀な、プレイ料金を取るという仕組みにシフトしたこと。PCオンラインで有料の麻雀ゲームは前例がないわけではありませんが、3年にわたって無料だったものを有料にするというのは、反感を持たれて当然です。しかしポータルサイトの刷新によってアバターシステムがなくなったこと、また無料で多数の会員を引き入れられたことを考えれば、有料化という選択肢はビジネス的には妥当だと思います。

まあ実際に遊んでみると、各種ボーナスのおかげで、お金を払わなくても1日何回かは打てる仕組みになっていて、1日何時間も打ちたい人でなければ割と普通に遊べてしまいます。私もたまにやる程度ですが、プレイ用の課金通貨が少しずつ増えていくというホラーな状態に。あと有料になったおかげで訳のわからん鳴きや捨て牌をする人が減って、質のいい麻雀を打てるようになったのもいいところです。

アーケードの麻雀をプレイした、腕に覚えのある方が「真・雀龍門」をプレイすれば、間違いなくハマるだろうという確信があります。あんまり古いPCだと、3Dが重くて不快かもしれませんが……ここ1年くらいのPCなら激安品でも大丈夫です。

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