発売直前!「タイムトラベラーズ」体験レポート&インタビュー
イシイジロウ氏が語る企画の原点「ゲームは元々タイムトラベル」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/20120711_545758.html
何がエスパーかって、インタビューの内容がです。読者様は気づかないところだと思うのですが、発売前のゲームのインタビューということは、私自身もどんなゲームなのかよくわかりません。つまり、何を聞けばいいのか、とっかかりが非常に少ないのです。なのにインタビューをせねばならない……というのはこの業界ではよくあることですが、非常に難易度の高い仕事になります。
さすがにノーアイデアではインタビューができないので、今回は事前にプレイさせていただきました。しかしインタビューの直前に少しだけで(それが体験レポートになっています)、間をおかずにすぐインタビュー開始だったので、質問をじっくり考えている余裕がありませんでした。
よって私がこの仕事を請けて最初にやったことは、とにかくこのゲームの事前情報と、インタビューを受けていただいたイシイジロウさんについて調べることです。イシイさんが手がけたゲームはいくつかプレイ経験がありましたが、追加で「9時間9人9の扉」をプレイしたりもしました。これはこれで大変面白くて、ちょっと触るつもりが一気にクリアしてしまいました。というのは余談で。
情報は私のぐぐるスキルを総動員していきます。公開済みのゲームの情報を漁るのはもちろん、イシイさんが過去に手がけたゲームのインタビュー記事や、発売を待っている人たちの声もあちこちから拾っていきます。前者はイシイさんの人となりを知り、この作品で何をしようとしているのかを読み取るため。後者はファンが本作のどこに注目しているのかを知り、そこから質問を組み立てるためです。そうやって事前に質問内容を考えておき、一問一答ではなく会話として成立するように組み立てます。
……でもやっぱりゲームをやれば、知らなかった情報がどんどん見つかりますし、用意していた質問が聞くまでもないネタに変わったりします。今回はアテが外れたというか、ストーリー展開やシステムの注目点はやっぱり遊んでみないとわからないという感じで、用意した質問を大幅に変更した上、話の流れも変えました。本当に必死で考えながらインタビューをしていたので、録音を聞き直した時、「意外と会話になってるなあ」と我ながら感動しました。
ちなみに、事前に作っておいた質問内容をインタビューの最中に変えるってのは、当たり前にやることです。それができないなら、メールインタビューで一問一答をやったほうが適切なQ&Aになるので、わざわざお互いに会って話す必要がないんです。でも直接お会いして、楽しく、熱く語り合えれば、予想もしない面白い話が必ず出てきます。今回もイシイさんのおかげで楽しい話がいっぱいありますので、ぜひお読みいただければ。
ただこれ、ファン向けに、発売直前にお見せするって前提の代物なので、あえてほぼノーカット版です。スゲー長いです。
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