TGSひとり後記(5) 韓国から来たスマホタイトルはアリなのか


WeMade Onlineブースレポート
国内初参入となるスマートフォンタイトルを一挙6本出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20120923_561803.html

TGS5本目は、WeMade Onlineブースのレポートです。韓国系の企業ですが日本でのサービスも長いので、ブースでカルチャー的な違和感を持った方は少なかった様子。ゲームを遊ぶと参加できるプレゼント企画もあったりして、どのゲームにも大行列ができていました。

韓国は携帯電話のネットワークがとても発達した国で、日本と並んで世界のモバイル先進国でした。そこはサムスンやLGといった世界的な携帯電話メーカーのお膝元だということもあるんでしょうけれど、一般ユーザーの中ではiPhoneが圧倒的な人気だったりするのがまた面白いところであり、ガラケー機能にこだわる日本とは違うところです。それは良し悪しじゃなくて、Felicaが使えるサービスが普及しているといった外的要因も大きいとは思います。

WeMadeのブースに出ていたゲームの面白いところは、長年のモバイルゲームのノウハウを活かしつつも、タブレット端末の性能を使ってPC向けオンラインゲームのノウハウをきっちりと入れ込んでいるところです。ベースとなるシステムは定番となっているものを使いつつ、絵やUIはリッチにして差を表現しています。

日本人からすればパクリだなんだと言われるでしょうけれど、産業としてクオリティの高い作品を数多く作ることを考えれば、理に適ったやり方です。昨今の日本のソーシャルゲームも、システムは成功したものを使いまわし、あとは絵で勝負する、というのが定番といっていい状態なので、同じようなもんであり、時代に合った正しいやり方だってことです。一部の人には唾棄されるんでしょうけど。

作りはどうあれ、ゲームのクオリティは高かったです。たとえパクリであろうと、よく研究されてるし、アプリの開発レベルも高いなと思います。特に「ARK SPHERE」なんかはプレイするのに2時間近く並んだくらいで、目の肥えた日本人にもきっちりと伝わって……いるのかなー。全部のゲームを遊んだらiPod touchが当たるカモ! って話で人が集まってただけじゃなければいいんですが。

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