長時間歩き回ることが多い仕事柄、きちんと足を見て合うものを選んでくれる靴屋を探すのが半ばライフワーク化しています。最近見つけたのがBloqueというお店。
最近は足のサイズや形などをデジタル測定するのが流行ですが、ここはシューフィッターが木製のノギスみたいなアナログな道具で測定してくれます。どっちがいいかは好みによると思いますが、アナログな方が知識はありそうに感じる……のは偏見かどうか。
自分の靴はさておき、まずは息子の靴を見てもらうことに。歩き始めてあまり間もないうちは、やわらかい靴よりも、硬くて足の形をきっちり整えてくれるものの方が、歩きやすく発育にいいそうです。
そこで出してくれたのが、オーストリア製のスーパーフィットというブランド靴。履かせてみると、確かに歩き方がいい感じ。かかとから頭の先まですっと伸びた感じで安定しています。
お値段は確か1万5千円くらい。くらい……と曖昧なのは買っていないから。「だいたい3か月を目安にサイズアップですね」と言われては、さすがに我が家の家計的に困難でした。
代わりに、同店にあるアシックスの靴を購入。ベルクロテープを二重で止めることと、かかとから足首までの囲いが高くて硬いのがポイントだそうです。「スーパーフィットよりは劣るけれど、国産の靴の中では許容できるものを選んで置いている」そうなので、適当な靴を履かせるよりはよいだろうと判断しました。こっちは5千円くらい。子供靴にしては十分高い方ですが、このくらいは何とか。
購入したのは15センチ。ベビー用はここまでで、次はジュニア用になるそうです。歩き始めて3か月で、ファーストシューズなんて履く機会もなく、次はもうジュニア用と言われる1歳9か月ボーイ。
結婚とか子育てとかは、「今しかないからケチらず最高のものを!」という思いが強くなりがちで、またそれを狙った高額な商品もいくらでもあるので、どこまで許容するかが悩みますね。子供の成長のためと言っても、高けりゃいいってもんではないし、安くても大丈夫という保証もないので、当面は商品そのものよりも「専門家の意見にお金を払う」つもりでいようと思います。
子供だけでなく大人にもいい店だと思います。シューフィッターが厳選した靴しか入れていないようで、品ぞろえが他とは少し違うので、他の店でピンとくるものが見つからない人には特によいと思います。
そのうち私の足も見てもらおう(子供を見ながら長時間の買い物は無理よ)。