TGSひとり後記(3) 口コミよりも信頼できる“脳波コミ”の可能性


iOSアプリ情報ステージ「iLove iPhone in TGS」開催
カプコン、ゲームロフトが新作発表。「ネコミミ」の次作も登場
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20120922_561583.html

忙しくて長らく更新が空きました。もう1ヶ月前の話になってしまったTGS振り返り話の3本目です。今回は1人でモバイル出展タイトルをほぼ全部担当していて、iOSのステージイベントなんかも見させていただきました。話題は全部シッポが持っていった感もありますが。

ビジネスデイのステージということで、内容的には結構真面目な分析が多くなっています。大野さんの意外なほどシリアスな分析(何度かお会いしたことがあるんですが、明るくひょうきんな方なのです)は素直に興味深いですし、「ストリートファイターIV」は2DでRetina対応ができず、「ストリートファイター×鉄拳」は3DにしたことでRetina対応できたというちょっと意外な話もあります。個人的にはゲームロフトの後でAppBankのゴルフゲームが発表されるというのがウケました。iOSで一番売れているゴルフゲームは、ゲームロフトの「レッツ!ゴルフ」シリーズなのです。

でもってneurowearさん。ぶっちゃけゲームと関係ないんで記事ではあんまり突っ込んでないんですが、シッポよりも「neuro tagging map」が面白いと思います。素晴らしい観光名所なり、美味しい食べ物屋さんなり、いいモノがあれば口コミで情報が出回る世界ですが、そのテンションや伝え方は人によって大きく差があります。でも個人にチューニングされた脳波センサーのデータであれば、恣意的な表現を一切省いて、極めて主観的でありつつも明快なデータが取れます。

みんながネコミミやシッポを付けながらメシを食うっていうシチュエーションには無理がありますけど、何かしら違う形でもっと装用しやすい(装用したくなる、というべきか)脳波センサーが出てくれば、口コミデータと並ぶ面白いデータベースができるんじゃないかなーという夢を抱きました。いやこれホントにいいアイデアだと思うんですよ。何せいちいち端末出して文字打ったりしなくても、感情を勝手に読み取ってアップしてくれるんですから超らくちん。

とにかくポイントになるのは、ずっと装用したくなるようなセンサーデバイスが作れるかどうか、だと思います。センサーをどうするかではなく、普段から頭につけたくなるデバイスにセンサーも内蔵するという方向性で考えるのが妥当。ぱっと思いつくものだと、iPod×Nike×neurowearとか。あるいはファッションとしての帽子に内蔵するか。メシ食いながら頭に装用しといてもOKなモノって何でしょうねえ……てな感じで、新しいオモチャとしての可能性はあると思います。

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